家の役割とは何か?

家づくりの絶対的なルール

あなたは何故、何のために家を建てるのか?家の役割とは何か?今一度、じっくり考えてみて下さい。

この答え次第では、「家づくり」で大失敗をする可能性があります。

その答えの中に、「家づくり」を考える上で、最も重要で必要不可欠な要素が見えてきます。

Con4tableは、その答えを探すべく太古の昔、原始時代までさかのぼり、「家」とは何か?人類は何故「家」に住み、何故「家」を建てるのか?を探求し、さらに「家づくり」の数々の失敗例を見てきた経験と照らし合わせて、「家本来の目的」を学び直しました。

そして、ついに原始時代から不変の“「家づくり」の絶対ルール”を導き出しました。

人類の学習能力と「家」の進化

原始人が何故、「家」(当初は「穴」)に住むようになったのか?住むようになってから「家」に対する要望が、どう変化してきたのかを想像してみて下さい…

第1段階
  • 野原のど真ん中で寝ていたら、台風が直撃して死んだ。
  • 野原のど真ん中で寝ていたら、雷が直撃して死んだ。
  • 岩場の麓で寝ていたら、地震によるガケ崩れで死んだ。
  • 木の下で寝ていたら、大雪が降って凍死した。
  • 森の中で寝ていたら、猛獣に食べられて死んだ。
  • 茂みに隠れて寝ていたら、毒ヘビに噛まれて死んだ。
  • 大事な家族が、何者かに襲われた。

天災や外敵から「命」を守らねば!

第2段階
  • 真冬に雨に打たれ続けたので、命にかかわる病気になった。
  • 真夏に直射日光を浴びすぎて、熱射病になって倒れた。
  • 虫に刺されすぎて、具合が悪くなった。

気候の変化や害虫を避け「健康」を維持したい!

第3段階
  • 大切に取っておいた食料が、奪われた。
  • 大事にしていた宝物が、盗まれた。
  • 孫の代まで長持ちする、頑丈な住まいを造りたい。

泥棒や劣化から「資産」を守りたい!

第4段階
  • 住まいを中心に家族みんなで、仲良く暮らしたい。
  • 明るい住まいで、楽しい思い出を作りたい。
  • 子供の寝る場所は、私の隣にしよう。

家族のコミュニケーションを深めて「幸福」を創造したい!

第5段階
  • この段差がなくなれば、転ばなくなるなぁ。
  • もっと使いやすい、調理場だったらなぁ。
  • ここに、物を置く棚を作ろう。
  • もし太陽の熱が、貯めておければなぁ。

高機能な設備を設置して、利便性能を高め「快適」を味わいたい!

第6段階
  • となりの住まいより、豪華で格好良くしたい。
  • 布団は、トラの皮を使ったほうが自慢できるよ。
  • 部屋に、マンモスの牙を飾ろう。
  • 壁をきれいにするために、赤く塗ろう。

外観や装飾を豪華にして「優越感」を満たしたい!

きっと以上のような段階を一歩ずつ経て、現代のような「家」に進化してきたのではないかと想像出来ます。

もうお気付きかも知れませんが、この過程には「家づくり」を考える上で、とても重要な知恵があります。

実は、この過程こそが、「家づくり」の絶対的な順番を決めるルーツなのです。

家づくりの絶対ルール

それではCon4table考案の”「家づくり」の絶対ルール”をご紹介いたします。
それは、以下の「家づくり」の優先順位を絶対に守ることです。

  • 「命を」守る
    天災や外敵から家族の「命」を守る
    地震・火事・台風・水害・凶悪犯罪・強盗など
  • 「健康」を維持する
    天候の変化や人体に影響を及ぼす悪いものを避け「健康」を維持する
    寒暖・雨・風・採光・騒音・振動・化学物質・害虫など
  • 「資産」を守る
    資産価値の下落と進入犯罪から「資産」を守る
    長期耐久性能・ライフサイクルコスト・劣化・侵入者・空き巣・泥棒など
  • 「幸福」を創造する
    家族のコミュニケーションを深めて「幸福」を創造する
    間取り・住宅ローン計画・家族の団らん・趣味・風水など
  • 「快適」を味わう
    高機能な設備を設置し、利便性を高め「快適」を味わう
    設備・換気空調・床暖房・バリアフリー・太陽光エネルギーなど
  • 「優越感」を満たす
    外観や装飾を基準にして、デザインにこだわり「優越感」を満たす
    外観・装飾・デザイン・インテリア・高級家具・内装など

家づくりの優先順位

優先順位とは、家を建てるにあたり、家のどこから先に考えていくか、限られた予算が足りない場合にどこから優先して配分するか、という順番のことです。

もちろん、[1]番~[6]番まですべてを満たせば、いわゆる完璧な「家」であります。しかし、ほとんどの場合は予算があり、その範囲内で限りなく良い家を建てなければなりません。

そこで、何を優先するかという判断と、選択をしていかなければなりません。

例えば、防犯ガラス30万円orシステムキッチンのグレードアップ30万円、といったケースであればどうしても、キッチン…を選択したくなるでしょう。

気持ちはよく分かりますが、こういう時にはまず優先順位を確認して、上位のものを選択することが、失敗しない“「家づくり」の絶対ルール”なのです。

家づくりは、必ず優先順位[1]番から順番に、確実に満たしていって下さい

その過程において、途中で予算が無くなった場合は、とりあえず必要最低限のものを揃えておけば良いのです。
ちなみに[4][5][6]番などは、お金ができた段階で、いくらでもグレードアップや更新が出来るのです。

いわゆる「無くても死にはしない」ものです。

対照的に、[6]番からや[5]番から満たしていくと、[1]番、[2]番の予算が無くなってしまいます。その結果…外観や内装も設備も最高に素晴らしい家なのに、入居後すぐに侵入強盗に押し入られ、悲惨な結末となってしまった、という事件が実際に発生しております。

何のために待望の「家」を建てたのか…どれだけこだわっても、これではまさに本末転倒ですよね。

家こそ「命あっての物種」であることを、絶対に忘れないで欲しいと願っております。

住まいの原点を忘れない

住まいの原点

住まいの原点は、「人が最も無防備な状態を守り、安心して眠れる、家族生活の容れ物」であります。

そこから見えてくる「家」の究極の目的とは、「家とは住む人の命と財産を守るもの」であると、Con4tableは確信しております。

昨今、とかく便利さや快適さ、外観上の格好良さや安さ、サービスを最大の売りにしたものが多く見られます。

その方が、お客様の目を引き付け、興味を湧かせる効果が大きいからです。

それはある意味、売り手側の「売るための戦略」であり、買い手側に大切な「家」本来の目的から、ますます離れていくような気がしてなりません。

Con4tableは、「家」本来の目的をしっかりと認識した「家づくり」を提案し続けてまいります。